せいよじかん空から見るせいよ
0mから1400mまでの豊かな自然に恵まれた西予市。
いつもとは違う空からその景色を眺めてみると、海の青さや森の緑が、より美しく私たちの視界に飛び込んできます。
標高差1,400mの空中散歩を、どうぞ、お楽しみください。
須崎海岸
愛媛県西予市三瓶町にある黒瀬川構造帯は約4億年以上前の地層で、日本列島誕生の鍵を握ると言われています。かつては水平だった地層が横からの力によって褶曲して現在のような垂直になり、縦じま模様を観察ようになりました。約300mの遊歩道を歩くと間近にその模様を観察できます。
あけはまシーサイドサンパーク
眼下に広がる明浜湾と緑に囲まれた自然が、普段の生活を忘れさせてくれるあけはまシーサイドサンパーク。白い砂浜が広がる大早津海岸ではSUPやスキューバダイビング、シュノーケリングなどのマリンレジャーを楽しむことができ、オートキャンプ場「きゃんぱ」では気軽にアウトドアを楽しむことができます。
狩浜の段々畑
狩浜の段々畑の多くは石灰岩によるもの。春には菜の花が、秋にはミカンが色づき、青い空、石灰岩とのコントラストは絶景です。長く半農半漁の暮らしが続いたこの地域では、明治に入ると桑を栽培するために段々畑が築かれ、昭和30年代には段々畑の多くが柑橘畑となりました。
宇和盆地とわらマンモス
宇和盆地に広がる田園風景。そのなかにぽっかりと出現したマンモス。西予市宇和町の伊予石城駅から徒歩3分の距離にあるこのわらマンモスは2011年にれんげまつりを盛り上げようと東京の武蔵野美術大学と地元有志が協力して制作したのが始まりです。今は、毎年3月から4月にマンモスの藁を張り替え作業をしています。
棚田百選・堂の坂の棚田
農林水産省の日本の棚田百選にも選ばれている「堂の坂の棚田」(どうのさこのたなだ)。西予市城川町田穂地区の山里に美しい田園風景が広がります。現在は6軒ほどの農家が約70枚の田を耕し、毎年、80俵ほどの収穫があります。新緑の季節には、若苗と水面のコントラストが美しく、秋には稲穂が黄金色に色づきます。
四国カルスト源氏ケ駄場
日本三大カルストの一つ四国カルスト。最高点は標高1403mにもなります。特徴ある地形は石灰岩の大地が雨水で溶け羊の群れのように見え、これをカレンフェルトと呼びます。その地名は源平の戦いの際に平氏の残党が白い石灰岩を源氏の白馬と見間違って退去したことに由来します。