観光地松葉城
宇和町を一望して、在りし日の城へ思いを馳せる
室町時代に宇和郡を支配していた戦国大名・西園寺氏の居城跡が、この松葉城です。
頂上に登ってみると、下松葉側には目がくらむほどの高い垂直な崖があり、ここに城を建てれば正面から登ってくる敵の侵入を恐れる必要はなかっただろうと想像することができます。
また、現在は小さな祠が置いてある主郭や土塁・井戸など、いくつかの城跡が残っています。西園寺氏はこの後に黒瀬城に居城を移すまでの約170年間、この松葉城から宇和の地を見下ろしていました。 ここからの眺めは最高で、宇和の町が一望できます。
またこの松葉城の次の居城である、黒瀬城を見ることもできます。 松葉城へは、郷団地・米博物館・明石寺・旧公会堂裏・下松葉などいくつかの登山口があります。どのルートを選ぶかによって、所要時間や駐車場の有無が変わってきます。
一番登りやすく見つけやすいのは下松葉登山口で、頂上まで1時間かからないくらい。場所は、宇和中学校(国道側)から裏手の県道へ上がり、その後、上宇和駅の方向へ歩き、ガソリンスタンド裏の手前・右手にあります。入口に案内看板が立っています。下松葉の登山道は頂上まで約1kmで、頂上近くまで舗装されているので、まず試しに行ってみたい方や体力に自信がない方にはオススメです。ただ、下松葉登山口には駐車場はないのでご注意ください。
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住所 | 愛媛県西予市宇和町下松葉 |
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交通 | 登山口により異なる。 下松葉登山口からは1時間程度、約1km |
駐車場 | 登山口により異なる(米博物館の登山口には有) |
その他 | 山に入ればトイレはありません。 登山口によっては、山を下りても近くにはトイレがない場合もあります。 車での登山は難しいのでご注意ください。 |
下松葉地区の垂直に近い崖の上に立つ松葉城は、宇和盆地を見下ろすことができる四国西予ジオパークの見どころの一つです。