観光地ブナの原生林
西予の「市の木」としても制定されている、広大なブナの原生林
姿が優しく女性的で周囲の植生を豊かにすることから、’森の母’とも呼ばれている落葉広葉樹林「ブナ」。
その別名が指し示す通り、ブナの木は秋の落葉によってふかふかの腐葉土を作り、周囲の土壌を豊かにすると同時に土壌にたくさんの雨水を溜め込むことで、豊かな森を育てます。
そんな’森の母’・ブナが育てた貴重で豊かな森が、この大野ヶ原には75ヘクタールもの面積に渡って広がっています。とても深いブナの森ですが、約1.2kmほどの遊歩道が通っているので安心して森の中をを散策することができます。
ブナの古木や足元に咲く可憐な高山植物・多種多様なきのこ類など、のんびり森林浴をしながら、季節ごとの変化に富んだブナが育んだ森の生態系を感じてみませんか?
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住所 | 愛媛県西予市野村町大野ヶ原 |
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交通 | 松山道西予宇和ICから車で1時間30分 |
その他 | ブナの原生林に着くまでにも遊歩道あり |
(↑ブナの分布図)
約2万年前の最終氷河期には、四国の平野部でもブナ林が広がっていたことが調査でわかっています。しかし、氷河期が終わり暖かい気候になると、ブナなどの涼しい気候で育つ樹木の生息地は標高の高い山の上などに限られてしまいました。つまり、西日本のブナは、氷河期の生き残りとも言えるのです。