①宇和民具館
民具館は生活の変化に伴い、今では見られなくなった生活道具をはじめ、昔の街の賑わいを思わせる看板や商売道具など約6000点を収蔵展示しています。 館内は、常設展示室・収蔵展示室・企画展示室などに分かれています。 民具を通して、昔の暮らしや先人の知恵を紹介しています。
卯之町の町並みは、江戸時代の風情をそのままに残した、まるでタイムスリップしたかのような町並み。 江戸時代、宇和島藩随一の在郷町・宿場町、また、四国霊場四十三番札所(明石寺)の門前町として栄えた町並みは、当時の面影を今も残しています。 平成21年(2009)には、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定。 白壁、うだつ、出格子など、当時のままに残す家屋だけでなく、歴史的価値のある建物や資料を展示してある資料館があちらこちらにあるのも魅力の一つです。 伝統的な木造家屋や風情ある商家が連なるこの町で、穏やかな時の流れを感じつつ、豊かな歴史に触れてみてください。
所要時間:約2時間
(施設内見学、移動時間を含む)
民具館は生活の変化に伴い、今では見られなくなった生活道具をはじめ、昔の街の賑わいを思わせる看板や商売道具など約6000点を収蔵展示しています。 館内は、常設展示室・収蔵展示室・企画展示室などに分かれています。 民具を通して、昔の暮らしや先人の知恵を紹介しています。
明治15年(1882)に町民の寄付によって建てられた西日本最古級の小学校。アーチ形の窓にドイツ製のガラスが使用された西洋風の特徴ある建物です。明治から昭和初期にかけての掛図など資料約6,000点が収蔵、展示されています。また袴姿の先生と明治の授業体験も楽しめます(要予約)。
明和7年(1770)に建てられた、屋根に対して直角方向に出入り口を設ける「平入り」の建物です。蔀(しとみ)や格子(こうし)など卯之町らしいデザインが残る町並みの代表的な町家です。大正時代初期まで酒造業が営まれ、昭和12(1937)年まで醤油製造・販売が営まれていました。毎月第1日曜日に定期一般公開を行っています。
重要伝統的建造物群保存地区に選定された、情緒あふれる卯之町にある、老舗のお店です。 店舗と製造所を兼ねる建物は、昔ながらの雰囲気がそのまま残り、趣を感じられます。製品の醤油、味噌、甘酒は、できるだけ機械に頼らず、米どころ宇和盆地でとれるお米や古代米を使用しています。伝統の製法で手作りに徹した製品は、たいへん美味しく、昔から地元の人々に親しまれてきました。
卯之町の町並みがある西予市宇和町の基盤をつくった人々を紹介している記念館です。この町で開業し、人々を啓発したシーボルトの弟子である二宮敬作や、彼に医学を学んだ楠本イネなどをはじめ18名を紹介、さらに当時の医療器具を見ることもできます。
明治時代に建てられたと伝えられている「旧武蔵」。 武蔵という屋号で商いを行っていたことから、旧武蔵と言われています。 こちらの施設では、 昔ながらのかまどを使った米炊きや洗濯板を使った洗濯の体験ができます(要予約)。 また、 ふらっとかまどの日(毎月第1日曜日開催) や 季節・行事に合わせたイベントなども行っています。
もともと卯之町の町並みは室町時代から江戸時代に松葉城を拠点とし、南予全域を支配した西園寺氏の城下町が起源。西園寺氏が黒瀬城に移りますが、たびたび火災にみまわれたため、1651(慶安4)年に現在の場所に移転後、卯之町と改称されたと伝わります。
江戸時代を通じ宇和盆地の米や宇和ヒノキの集積地として、宇和島と大洲を結ぶ宇和島街道の宿場町在郷町として栄え、明治以降も蔵元などの商家が並び、にぎやかに発展を続けました。