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大野ヶ原で過ごす高原の夏大野ヶ原で過ごす高原の夏

非日常の世界に誘う、放牧風景とブナの原生林

思わず手が届きそうな白い雲。真夏とは思えない爽やかな風が吹く。標高1100mを超える高原が広がる四国カルスト大野ヶ原。のんびりと草を食む牛を眺めていると、どこかやさしい気持ちになる。

大野ヶ原で最も標高が高い場所が、標高1,100m~1,400mに広がる石灰岩の大地「源氏ヶ駄場だ。平家の残党が白い石灰岩を白馬に乗った源氏と見間違え退却したことが地名の由来とされている。そんな歴史もどこ吹く風。澄み切った大空の下、牛たちはのんびりと時を過ごしている。

水はけの良い石灰岩が広がる大野ヶ原では、かつて水の確保が問題であった。こうした人々の生活を支えてきたのが「ブナの原生林」だ。保水力が強く緑のダムともいわれ今もこの地域の人々や家畜の大切な水源となっている。原生林には約1.2kmの遊歩道が整備され、床下にはクマガサが茂り、季節によっては冷温帯の珍しい草花を見ることができる。さらに進んだ谷川には、美しい環境にしか棲まないサンショウウオの仲間が生息するという。清々しい空気と木漏れ日の中で、珍しい動植物ととともにマイナスイオンいっぱいの森林浴を楽しむことができる。

石灰岩が雨水で溶けて羊の群れのように見える地形をカレンフェルトと呼ぶ

地元住民の熱心な保護活動で守られてきたブナの原生林

カルストの味覚と動物たちに癒される

緑の世界が広がる非日常の空間で癒された後は、大野ヶ原小学校の近くにある「もみの木」へ。地元で搾乳された生乳を使用し、添加物を一切使用しない「もみの木」。なかでも特におすすめなのが、とろとろとクリームチーズが溶け出すチーズケーキ。あまりの人気で一人一個に限定。それでも、しばしば完売することから「幻のチーズケーキ」と言われる。その他にも、搾りたて牛乳や純生アイスクリームなどカルストの味覚を楽しむことができる。

新鮮なミルクの味を堪能した後は、「もみの木」の手前にある「ポニー牧場」へ。この牧場は大野ヶ原開拓指導員としてこの地にやってきた故武田寛によって造られ、約30年前に2頭のポニーを飼い始めて以来、様々な動物たちと触れ合える観光スポットとなっている。なかに入るとポニーやヤギ、羊、ウサギなど愉快な動物たちがお手迎え。大野ヶ原の雄大な自然の中で、のびのびと暮らす動物たちと触れ合ううちに、日頃のストレスを忘れさせてくれる。
さあ、この夏は日常を抜け出し標高1,000mを超える大地へ。
そこには、夏を忘れさてくれる冷涼な風と、日々の暮らしでは経験できない大自然が待っている。

ポニー牧場はこちら

■もみの木
住所 愛媛県西予市野村町大野ヶ原210
営業時間 9:30~18:00(都合により多少前後)
休業日 冬期間 1月1日~2月末日(降雪量により前後します)
シーズン中(4月~11月)は基本的に無休
台風、豪雪の時は休業
TEL 0894-76-0230
FAX 0894-76-0230
ホームページ http://四国カルストもみの木.com/

とろりと流れ出るクリームチーズが美味! もみの木のチーズケーキ

緑の自然とともに動物に触れあえるポニー牧場

1.2mの遊歩道が整備されているブナの原生林

標高が高い山地特有の珍しい草花を観察できる

大野ヶ原では多くの場所で放牧風景が広がる

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